Pichet / Etain / Lille / 1800s FRANCE
Pichet / Etain / Lille / 1800s FRANCE
無造作に挿花して。
ベルギーと国境を接するフランス北部の町リールの錫器です。
おそらく大昔にテーブルから落としてしまったのでしょう。底部は凹み蓋が無くなってしまっています。それでもピシェとしての役割を150年以上全うしている健気な姿に心が動かされます。真正面から見る姿(画像④)は今にも歩き出しそうで微笑ましい。
17世紀頃からフランス北部ノルマンディー地方で産出されていた錫。そのフランス北部一帯では錫そのものを加工した錫器や、錫を釉薬として利用したキュノワールが多く生産されました。
W17.2cm x D13cm x H21cm
*蓋はありません。(画像⑦⑧)
*底部がひしゃげていますが水漏れしません(検査済み)。通常通りお使いになれます。(画像③④⑬)